質問
資金に余裕がないため、新商品の商標登録を後回しにしています。商品がヒットして売上が立ってから登録申請すればいいと考えているのですが、この運用には法的にどのようなリスクがあるのでしょうか?
【質問者の本音を深堀】
売れるか分からないのに金出せない。
ヨリビズ弁護士の回答
- 非常に危険です。
- 日本は「先願主義(早い者勝ち)」のため、他社や悪意の第三者に先に商標を登録されてしまうと、自社でその名前が使えなくなり、名称変更や損害賠償、商品の回収を求められるリスクがあります。
【解説】
商標は「事業の保険」です。特許庁は「先に使っていたか」よりも「先に出願したか」を優先します。商品が売れて有名になってから登録しようとすると、同業他社が偶然同じ名前を思いついて先に登録していたり、悪意のある「商標ブローカー」に先取りされて高額な買取りを要求されたりするトラブルが頻発します。
もし他社に商標権を取られると、それまで築き上げたブランド名(パッケージ、サイト、看板の変更)を全て捨て、損害賠償まで払う羽目になります。商標出願にかかる費用は数万円〜十数万円程度です。
パッケージや広告費に投資する前に、必ずネーミングが決まった段階で出願を済ませるのが鉄則です。


