1人会社でも株主総会議事録は必要?保管しないと?

質問

社長=100%株主の1人会社なので、株主総会なんて実際に開いたことがありません。形式的なものでも、議事録を作って保管しておかないと税務調査や金融機関の審査などで問題になるのでしょうか。

質問者の本音を深堀
一人なのに会議の記録なんているの?

ヨリビズ弁護士の回答
  • 必須です。1人会社であっても株式会社である以上、株主総会(書面決議を含む)の開催と議事録の作成・保管は法律上の義務です。作成していないと、税務調査での経費否認や、銀行融資の審査落ちの原因になります。

【解説】

1人会社では実際に会議を開く必要はありませんが、「みなし決議(書面決議)」という手続きで議事録を残す必要があります。

役員報酬の決定や本店移転など、重要事項は議事録が法的根拠となります。税務調査で「この役員報酬の変更はいつ決めたのか」と問われた際、議事録がないと「手続きが違法」として経費算入が否認される(追徴課税される)リスクがあります。また、銀行融資や補助金申請、許認可の取得時にも議事録の提出を求められることが増えています。Wordのテンプレート等で構いませんので、決算後や重要事項の決定時には必ず作成し、プリントアウトして会社実印を押してファイリングしておきましょう。