返信が冷たいと責めるのはパワハラ?テキストハラスメントの基準

質問

チャットで「承知しました」とだけ返す、スタンプを使わない等の行為を「冷たい・愛想がない」と責めるのはパワハラになるでしょうか。テレワーク下における、テキスト特有のハラスメント(テクハラ)の基準は何ですか。

質問者の本音を深堀
文字だけの冷たいやり取りでイライラする。

ヨリビズ弁護士の回答
  • 業務に必要な連絡をしているのに、感情表現(スタンプや絵文字)の強要や、文面が冷たいという理由だけで執拗に注意・非難する行為は、精神的な苦痛を与える「テキストハラスメント(パワハラ)」に該当し得ます。

【解説】

対面でのコミュニケーションが減り、テキストの行間を深読みしすぎることで起きる新しいハラスメントです。

基準と対策:

1. 過度な干渉の禁止: 業務上必要な情報伝達ができているのであれば、チャットの文体は個人の自由です。「もっと絵文字を使え」「すぐ即レスしろ」といった過度な要求は、業務の適正な範囲を超えたパワハラ(精神的な攻撃)と認定される恐れがあります。

2. 公開説教のリスク: グループチャット内で特定の社員のミスを長文で激しく叱責する行為は、他の社員も見ている「公開処刑」となり、名誉毀損や深刻なパワハラとなります。叱責や微妙なニュアンスの指導はテキストで行わず、通話やWeb会議で行うのが鉄則です。

3. ガイドライン作成: 「チャットは簡潔に」「業務時間外は返信不要」といった社内ルールを明文化してください。