質問
メニューにアレルギー表示をしていませんでしたが、口頭で「エビは抜いて」と言われたのに混入してしまい、客がアナフィラキシーで救急搬送されました。この場合、店はどのような法的・損害賠償責任を問われますか。
【質問者の本音を深堀】
忙しくてうっかりミス。店の存続に関わる?
ヨリビズ弁護士の回答
- 店は極めて重い法的責任を負います。口頭であっても要望を承諾して料理を提供した以上、安全配慮義務違反や不法行為責任が問われ、治療費や休業損害、慰謝料など高額な損害賠償を請求される可能性が高いです。
【解説】
飲食店におけるアレルギー対応ミスは客の命に関わる最重要リスクであり、「うっかり」では済まされません。
対策:
1. 責任の所在:メニュー表示義務はなくても、「エビを抜く」と約束した以上、契約上の義務違反(債務不履行)や過失による不法行為が成立します。PL保険(生産物賠償責任保険)等の加入確認が必須です。
2. 情報共有と体制構築:注文を受けるスタッフだけでなく厨房全体で情報を共有し、調理や盛り付け時にダブルチェックする体制を構築します。
3. 断る勇気:微量混入(コンタミネーション)リスクを排除できない場合は、「対応できません」と勇気を持って断ることが最大の防衛策です。


