質問
下請けとして現場に入っている途中で、元請の会社が倒産してしまいました。残りの工事代金はどうなるのでしょうか。また、すでに現場に納入した資材を取り返す(回収する)にはどう動けばいいのでしょうか。
【質問者の本音を深堀】
持ち込んだ資材だけでも持って帰りたい。
ヨリビズ弁護士の回答
- 代金回収は非常に困難ですが、スピードが命です。現場にある「自社が持ち込んだ未加工の資材」は、所有権が自社にあることを主張して直ちに引き揚げる必要があります。ただし無断持ち出しはトラブルになります。
【解説】
元請が破産手続きに入ると、未払い代金は「破産債権」となり、配当は数%以下(実質泣き寝入り)になるのが通常です。
対策:
1. 資材の引き揚げ(所有権留保):壁に打ち込む前の木材など、現場にある自社支給の資材は、契約書に「代金完済まで所有権は下請にある」と規定していれば引き揚げ可能です。ただし、破産管財人等に立ち会ってもらうのが安全です。
2. 施主への直接請求:施主が元請にまだ工事代金を払っていない場合、建設業法の特例等を使い、施主に直接請求できるケースがあります。
3. 出来高の確定:どこまで工事を終えたか、現場写真と書類で直ちに証拠を保全してください。


