質問
未経験のネイリストを採用し、数ヶ月間無料で技術指導を行いましたが、デビュー直後に辞められてしまいました。店側が負担した研修費用や練習用の材料費を、退職する本人に返還させることは法的に可能でしょうか。
【質問者の本音を深堀】
無料のスクール代わりにするな。
ヨリビズ弁護士の回答
- 非常に困難です。業務上必要な研修であれば、その時間は「労働時間」とみなされ、むしろ最低賃金以上の給与を払う義務が生じます。研修費用の返還をあらかじめ定めておくことも労働基準法違反(違約金の禁止)です。
【解説】
サロン側は「教えてあげている」という意識になりがちですが、法律上は「会社の指示で業務に必要な訓練を受けさせている(労働時間)」と解釈されます。
対策:
1. 労働時間と給与:研修中であっても最低賃金以上の給与を支払う必要があります。無給での研修は違法です。
2. 金銭消費貸借契約の活用:「外部のスクール費用として〇万円貸し付けるが、〇年以上勤務した場合は返済を免除する」という契約を結ぶ裏技もありますが、実態が給与天引きとみなされると違法になるため、導入には専門家の助言が必要です。


