「標準的な運賃」を拒否し安値発注する荷主にペナルティは?

質問

国が定めた「標準的な運賃」を荷主に提示して交渉したところ、「そんなもの払えない、他を探す」と脅されました。荷主が国の基準を完全に無視して安値発注を続けることに、何か法的なペナルティはあるのでしょうか。

質問者の本音を深堀
国が定めた運賃なのに誰も守ってくれない。

ヨリビズ弁護士の回答
  • 標準的な運賃自体に法的な強制力(罰則)はありませんが、あまりにも不当に低い運賃での発注を続ける荷主に対しては、国交省から「勧告」や「企業名の公表」という社会的ペナルティが課される制度が強化されています。

【解説】

標準的な運賃はあくまで「目安」ですが、2024年問題に向けて国が運賃引き上げに本腰を入れているため、これを無視する荷主への風当たりは強くなっています。

対策:

1. 交渉の証拠化:「標準的な運賃」に基づいた見積書を提出し、それに対して荷主がどのような理由で拒否したか、いくらの安値を強要してきたかを記録に残します。

2. トラックGメンの活用:国交省の「トラックGメン」は、悪質な荷主を監視・指導する組織です。標準的な運賃を大幅に下回る運賃を強要し、交渉にも応じない荷主の情報を提供することで、行政からの指導や勧告(企業名公表)を促すことができます。

3. 荷主の選別:時代遅れの安値発注に固執する荷主からは徐々にフェードアウトし、コンプライアンス意識の高い荷主へ営業をシフトする決断も必要です。