昔の金型を無償で何年も保管!勝手に廃棄や保管料請求は?

質問

昔作った部品の金型を、元請けから「いつか使うかもしれないから」と無償で何年も保管させられており場所をとります。保管料を請求したり、こちらからの通知による強制廃棄をしたりすることは可能でしょうか。

質問者の本音を深堀
工場のスペースの無駄だから今すぐ捨てたい。

ヨリビズ弁護士の回答
  • 可能です。下請法では、不要な金型等の無償保管の強要は「不当な経済上の利益の提供要請」として禁止されています。元請けに廃棄や返還を申し入れ、応じない場合は保管料を請求する正当な権利があります。

【解説】

金型の無償保管(いわゆる「金型放置問題」)は、製造業における長年の大きな課題であり、経産省も適正化を呼びかけています。

対策:

1. 棚卸しとリスト化:現在保管している金型をリスト化し、最終使用日や所有者(元請け)を明確にします。

2. 廃棄・返還の申し入れ:長期間使用されていない金型について、元請けに「廃棄」か「返還」を書面で打診します。

3. 保管料の請求:元請けが「将来のために保管してほしい」と要求する場合、明確な保管契約を結び、月額の保管料を請求してください。勝手な廃棄は器物損壊になる恐れがあるため、必ず相手の同意を書面で得ることが重要です。