質問
雨の日に店内の床が濡れており、客が滑って転倒して骨折しました。客自身の不注意や急ぎ足が原因であっても、店側に治療費や慰謝料などの高額な損害賠償責任は生じるのでしょうか。
【質問者の本音を深堀】
足元に気をつけて歩かない客の自己責任でしょ。
ヨリビズ弁護士の回答
- 店側に賠償責任が生じる可能性が高いです。店には客が安全に買い物できるよう配慮する「安全配慮義務(工作物責任)」があり、床の水濡れを放置していた等、管理に落ち度があれば過失を問われます。
【解説】
スーパーやコンビニで非常に多い「スリップ事故」は、数百万円〜数千万円の賠償命令が出ることもある重大なリスクです。
対策:
1. こまめな清掃と記録:雨天時は入り口にマットを敷き、こまめに床を拭き取る。その「清掃記録」を残すことが、裁判で店の管理義務を果たしていた証明になります。
2. 注意喚起の徹底:「足元注意」のコーンや看板を、客の目につきやすい場所に設置します。
3. 施設賠償責任保険の活用:万が一の事故に備え、治療費や慰謝料をカバーできる保険への加入が不可欠です。客の不注意(過失相殺)を主張するためにも、事故直後の状況(防犯カメラ映像等)を保全してください。


