質問
長年取引している食材の卸業者から突然「来月から3割値上げする」と通告されました。契約書がない口約束の取引ですが、急な値上げを拒否して今まで通りの価格で納品を続けるよう交渉することはできるのでしょうか。
【質問者の本音を深堀】
3割も上がったら利益が全部飛んでしまう。
ヨリビズ弁護士の回答
- 値上げの拒否や交渉は可能です。契約書がなくても継続的な取引実績があれば法的な売買契約は成立しています。相手の一方的な値上げ通告に法的拘束力はなく、あなたが合意しない限り元の価格のまま維持されます。
【解説】
とはいえ、無理に拒否し続けると「じゃあもう来月から商品は卸さない」と取引停止にされるリスクがあり、実務上は落とし所を探る必要があります。
対策:
1. 根拠の確認:なぜ3割も上がるのか、原材料費等の客観的データ(見積書)の提示を求めます。
2. 猶予期間の交渉:「来月からは急すぎるのでメニュー改定が間に合う3ヶ月後からにしてほしい」「1.5割増で手を打てないか」など、段階的な値上げや猶予の交渉を行います。
3. 代替先の確保:足元を見られないよう、常に相見積もりを取れる別の仕入れルートを確保しておくことが最大の価格交渉カードになります。


