質問
専属で毎日現場に来てもらっている一人親方がいますが、実態は自社の従業員と同じように出退勤の時間や細かい作業の指示を出しています。税務署や労基署から「偽装請負」とみなされるリスクはあるのでしょうか。
【質問者の本音を深堀】
社会保険料や残業代を払いたくないんだ。
ヨリビズ弁護士の回答
- 極めて高いリスクがあります。指揮命令下にある実態があれば、契約形式が「請負」でも「労働者」とみなされます。過去に遡って未払い残業代や社会保険料の徴収、消費税の仕入税額控除の否認など重い処分を受けます。
【解説】
建設業界に蔓延する「名ばかり一人親方」への監視は年々厳しくなっています。外注費として処理していたものが給与認定されると、経営が傾くほどの追徴課税が発生します。
対策:
1. 指揮命令の排除:作業の進め方や時間配分は本人の裁量に任せ、現場での細かい業務指示(指揮命令)を行わないことが絶対条件です。
2. 道具の負担:機械や道具、材料の費用は原則として一人親方自身に負担させます。
3. 専属性の排除:他社の仕事を受けることを制限してはいけません。実態が従業員と変わらないのであれば、正社員として雇用し直すのが最大の防衛策です。


