質問
中古住宅の売買仲介をした後、買主から「雨漏りが見つかった」とクレームが来ました。売主ではなく仲介業者として、どこまで責任を負い、修繕費用を負担する法的義務はあるのでしょうか。
【質問者の本音を深堀】
仲介しただけだから責任は負いたくない。
ヨリビズ弁護士の回答
- 仲介業者に修繕費用を負担する義務は原則ありません。契約不適合責任を負うのは「売主」です。ただし、仲介業者が雨漏りの事実を知りながら買主に隠していた場合等は、損害賠償責任を問われる可能性があります。
【解説】
契約不適合責任は売買契約の当事者(売主)が負うものであり、媒介(仲介)を行った宅建業者は当事者ではないため修繕義務はありません。
対策:
1. 責任の所在の明確化:買主からのクレームには誠実に対応しつつも、修繕義務は売主にあることを丁寧に説明し、売主・買主間の協議をサポートする立場に徹します。
2. 物件状況報告書の活用:契約前に売主から物件の不具合(雨漏り、シロアリ等)を詳細にヒアリングし、書面で買主に交付・説明することで仲介業者の調査義務違反を防ぎます。
3. インスペクションの推奨:後々のトラブルを防ぐため、契約前の建物状況調査を勧めるのが効果的です。


