質問
元請けから「他社はもっと安いから」と、明らかに採算の合わない運賃への値下げを強要されました。これに応じないと仕事が減りそうです。下請法や独占禁止法違反として、適正な運賃を要求する法的根拠はありますか。
【質問者の本音を深堀】
他社を引き合いに出して叩くのは卑怯だ。
ヨリビズ弁護士の回答
- 運送手配のみを行う貨物利用運送事業からの委託等であれば下請法が適用され、「買いたたき」として違法になります。実運送事業者同士の場合は独禁法(優越的地位の濫用)が適用され、同じく違法行為となります。
【解説】
下請けの弱みにつけ込んだ不当な値下げ(買いたたき)は、行政が最も厳しく監視している不公正な取引方法です。
対策:
1. 適用法律の確認:資本金要件等により下請法が適用されるか確認します。適用外でも独占禁止法で保護されます。
2. 合理的根拠のない値下げの拒否:燃料代が高騰している中で「他社が安いから」という理由は合理性を欠きます。「これ以上の値下げは原価割れとなり、安全運行に支障をきたす」と書面で明確に拒否します。
3. 記録の保存と通報:値下げを強要された日時、相手の発言内容、メール等を詳細に記録し、改善されない場合は公正取引委員会の「下請取引の不当な取扱いに関する申告窓口」へ申告します。


