質問
うちが納品した小さな部品の欠陥が原因で、最終製品(自動車や家電など)の大規模なリコールが発生しました。下請けの小規模な町工場でも、大企業からリコールにかかった莫大な費用を全額賠償させられるのですか。
【質問者の本音を深堀】
小さい部品一つで億単位の請求は勘弁して。
ヨリビズ弁護士の回答
- 原則として、部品の欠陥とリコール損害の間に因果関係があれば、町工場であっても賠償責任を負います。ただし、大企業(元請け)の指示通りに作った結果の欠陥であれば、責任を免除・軽減されるケースもあります。
【解説】
町工場にとってリコール問題は倒産に直結する最大のリスクです。
対策:
1. 責任分界点の明確化:契約書で「図面や指示通りに製造した部品に生じた不具合については、乙(下請け)は責任を負わない」等の免責条項を設けます。
2. 賠償額の上限設定:万が一の損害賠償額の上限を「該当する部品の納入代金」や「過去〇ヶ月分の取引額」までに制限する条項を交渉します。
3. 賠償責任保険の加入:部品メーカー特有のリスクをカバーする生産物賠償責任保険(PL保険)やリコール保険への加入が、会社を守るための絶対条件です。


