質問
「執行役員」として高年収で迎えましたが、退職時に「実態は労働者だった」として残業代を請求されました。契約書も役員契約なのに、払う必要がありますか?
【質問者の本音を深堀】
役員契約したはずだ。
ヨリビズ弁護士の回答
- 支払う義務が生じる可能性が高いです。
- 契約の名称にかかわらず、出退勤の自由がなく、経営決定権もない場合は「名ばかり役員(労働者)」と判断され、過去に遡って残業代支払いを命じられます。
【解説】
裁判所は形式ではなく「実態」を見ます。①業務執行権限の有無、②出退勤の自由、③地位にふさわしい待遇、の3点が判断基準です。「社長の指示通り動くだけ」「タイムカードを押している」なら、いくら肩書きが役員でも労働者です。
リスク回避には、十分な権限委譲と、労働時間管理になじまない働き方を確立させる必要があります。


