第二創業・多角化期

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【経営者保証の罠】次世代に首吊り縄を渡すな!「個人保証」を外す銀行交渉術

「多角化のために新たに5億円借りる。先代の俺もハンコを捺すから、新社長のお前も連帯保証のサインをしろ」。 事業承継のタイミングで、この「親子のダブル保証」を迫る銀行の言いなりになれば、万が一新規事業がコケた際、会社だけでなく新旧社長の自宅も...
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【撤退戦の法務】「始める」より地獄!新規事業を終わらせる損切りのリアル

「撤退を決めたから、あのシステム開発も店舗の賃貸も明日で解約だ。専用に雇った社員も全員クビで」。 この乱暴なクローズは、数億円の違約金と不当解雇の集団訴訟という爆弾を会社本体に投下する自殺行為です。ビジネスは「始める」ことより「終わらせる(...
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【新旧トップの対立】「先代の院政」が牙を剥く!取締役会の血みどろの権力闘争

「時代遅れの既存事業だけではジリ貧だ。多角化投資を進めたい」。2代目社長のこの決断は、往々にして「俺が築いた城を壊す気か」と激怒する先代(会長)や古参役員との全面戦争に発展します。これは単なる親子喧嘩や社内政治ではありません。会社法という冷...
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【FCの反乱】「儲かると言っただろ!」から本部を守る、鉄壁の契約書と開示実務

あなたのビジネスモデルが好調となった段階で考えたいのがFC展開です。あなただけの経営資源(カネ、モノ、ヒト)だけでなく、加盟店オーナーの経営資源を掛け合わせることで、ビジネス規模を指数関数的に大きくすることが可能です。しかし、自社ビジネスの...
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【社内格差と不利益変更】「稼ぐ既存」vs「赤字の新規」の待遇トラブルと評価の再構築

「新規事業の立ち上げには優秀な外部人材が必要だから、特例で高給を出そう」。 この場当たり的な採用が、会社の屋台骨である既存事業部のモチベーションを粉砕し、最悪の場合はエース級の集団離脱や労働審判を引き起こします。しかし、不満が出たからといっ...
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【出向・転籍の罠】「同じグループだろ?」が通じない組織再編の労務ハードル

「私は親会社に入社したんです。よく分からない新会社に飛ばされるなら辞めます」。 新規事業を子会社化(スピンオフ)する際、必ず直面する従業員の猛反発です。経営者は「同じグループ内での配置転換」と軽く考えがちですが、法律上、別法人への異動には極...
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【合弁会社の泥沼】「とりあえず50:50」が招くデッドロックの地獄と脱出法

「対等な50%ずつの持ち合い」。これは会社法上、最も危険で愚かな出資比率です。合弁会社(JV)を設立する最大の目的は、ズバリ「時間を買い、リスクを半減させること」です。自社でゼロから技術開発や営業網の開拓をすれば数年のタイムロスが生じ、市場...
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【PMIの失敗】M&Aで買った会社が「ブラック」だった。統合後の労務地雷

「決算書は綺麗だし、シナジーもある。いい買い物をした」。 M&Aの契約書にサインした直後、経営者のその笑顔は、買収先から次々と爆発する「労務の地雷」によって血の気に変わります。書類上で行う法務DD(買収監査)では、現場に隠蔽されたブラックな...
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【商標の盲点】自社の看板ブランドが牙を剥く!「区分違い」による侵害の悲劇

「この名前は創業時からウチの看板だ」。そう信じて疑わない経営者が、新事業を展開した途端に他社から「使用差し止め」と「損害賠償」の内容証明を受け取り、絶望の淵に立たされます。原因は商標の「区分(カテゴリ)」です。商標権は「名前」単体ではなく「...
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【業法違反の罠】既存の常識は通用しない!異業種参入の壁

「本業と同じスピード感でいける」。この感覚のまま、全くの異業種に飛び込むのは完全な自殺行為です。各業界には、よそ者を阻む「業法(薬機法、資金決済法、下請法など)」という強固な壁が存在します。「画期的な健康アプリ」や「独自のポイント決済」を自...