リーガル・レッドブック

リーガル・レッドブック

【商標の盲点】自社の看板ブランドが牙を剥く!「区分違い」による侵害の悲劇

「この名前は創業時からウチの看板だ」。そう信じて疑わない経営者が、新事業を展開した途端に他社から「使用差し止め」と「損害賠償」の内容証明を受け取り、絶望の淵に立たされます。原因は商標の「区分(カテゴリ)」です。商標権は「名前」単体ではなく「...
リーガル・レッドブック

【業法違反の罠】既存の常識は通用しない!異業種参入の壁

「本業と同じスピード感でいける」。この感覚のまま、全くの異業種に飛び込むのは完全な自殺行為です。各業界には、よそ者を阻む「業法(薬機法、資金決済法、下請法など)」という強固な壁が存在します。「画期的な健康アプリ」や「独自のポイント決済」を自...
リーガル・レッドブック

【AIの罠と役割分担】「優秀な嘘つき」を飼い慣らし、経営のコアに集中せよ

「これからの業務はすべてAIに任せてしまおう」。 その過信は、会社を致命的な地雷原へと直行させます。確かにAIの活用は現代ビジネスにおいて必須です。市場調査の壁打ち、一般的な契約書の一次ドラフト作成、長文の要約など、定型的な「作業」の領域は...
リーガル・レッドブック

【M&A・承継のプレ準備】「まだ早い」が命取り。企業価値を守る自前デューデリジェンス

「ウチの会社は業績も良いし、高く売れるだろう」。 そう胸を張る経営者が、いざM&Aの交渉に入った途端、買い手企業の弁護士チームから「法務デューデリジェンス(買収監査)」という徹底的な身体検査を受け、絶望の淵に立たされます。彼らが血眼になって...
リーガル・レッドブック

【名義株と株式分散】いざという時の足枷。初期にばら撒いた株式の泥臭い回収

「たかが数%。自分が過半数を持っているから経営に支障はない」。 この油断が命取りになります。いざ会社を売却(M&A)しようとした瞬間、買い手は後々の訴訟リスクを嫌い「100%の株式譲渡」を絶対条件にしてきます。音信不通の元役員や非協力的な少...
リーガル・レッドブック

【不良債権の処理】「いつか払う」の放置が招く時効消滅と、貸倒損失の超実務

「いつか回収できるはず」と帳簿に残り続ける古い売掛金。実はこれ、経営の猛毒です。 まず法務の視点では、現在の法律において売掛金は原則「5年」で消滅時効が完成し、法的に1円も請求する権利を失います。一方、税務の視点では、回収できない売掛金でも...
リーガル・レッドブック

【不採算部門の整理】「黒字リストラ」の絶望的ハードルと事業撤退の超実務

「会社全体は黒字だが、この不採算部門はもう限界だ。体力が余っている今のうちに畳んでしまおう」。 経営者のその真っ当な経営判断の前に、日本の労働法制は「整理解雇の4要件」という絶望的な壁を立ち塞がらせます。部門を閉鎖するからといって、そこの社...
リーガル・レッドブック

知的財産の放置】自社ブランドがパクられる日。フリーライドと無自覚な権利侵害

「うちの名前も業界で随分知られるようになった」。 経営者がそう喜んでいる裏で、悪意ある第三者は御社のブランドへの「フリーライド(ただ乗り)」の準備を静かに進めています。自社のロゴやサービス名に似せた粗悪品が出回り、「お宅の商品ですぐ壊れたぞ...
リーガル・レッドブック

【阿吽の呼吸が命取り】「いつもの感じで」が招くフリーランス新法違反と公取委のメス

「彼とは昔からの付き合いだから、契約書なんてなくてもツーカーの仲だ」。 経営者のその「古き良き商慣習」は、今やただの「優越的地位の濫用」です。特に2024年に施行された「フリーランス新法(フリーランス・事業者間取引適正化等法)」や、厳格化の...
リーガル・レッドブック

【化石化契約の罠】自動更新が招く「民法改正未対応」の致命傷

「昔から自動更新で続いているから大丈夫」。多くの経営者がそう信じている10年前の契約書。実はそれ、現在の法律では「自社を守れない不良債権」と化している可能性があります。特に2020年の「改正民法(債権法)」や、昨今厳格化している「下請法」の...