質問
応募者の素行を知るために、ネット上の特定サービス等を使ってSNSを調査したいです。公開情報とはいえ、勝手に調べて合否の判断材料にすることは、プライバシー侵害や法的なリスクになりますか?
【質問者の本音を深堀】
組織にあわない者を採用したくない。
ヨリビズ弁護士の回答
- 原則、公開情報の閲覧は可能ですが、調査会社を使って身元調査を行うと職安法違反のリスクがあります。
- 思想・信条に関わる投稿を理由に不採用とすることは、就職差別として損害賠償の対象になり得ます。
【解説】
企業が自ら公開アカウントを見ることはグレーゾーンですが許容されがちです。しかし、調査会社に依頼して深いプライバシーを暴く行為は、職業安定法上の「社会的差別の原因となるおそれのある収集」に抵触する恐れがあります。
また、SNS上の投稿は個人の「思想・信条」の吐露であることが多く、これを理由に不採用にすると、本来自由であるべき内心を理由にした差別となります。どうしても見るなら本名で公開している情報に限定し、思想信条ではなく「過去の迷惑行為(炎上)」等の客観的事実に絞って判断してください。


