固定残業代は45時間分を超えて設定できるか?

質問

月給を高く見せるため、固定残業代を「80時間分」込みで設定したいです。実際の残業はそこまでありませんが、法律的な上限やバランスの基準はあるのでしょうか?

質問者の本音を深堀
基本給を安く抑えたい。

ヨリビズ弁護士の回答
  • 45時間を超える設定は公序良俗違反で無効となるリスクが高いです。
  • 実際の残業時間とかけ離れた設定や、最低賃金を下回る基本給設定は違法と判断されます。

解説

長時間労働を助長するとして、裁判例でも「月45時間」または「36協定の上限」を超える固定残業代は無効とされる傾向にあります。無効となれば、固定残業代部分は「基本給」とみなされ、別途「全額」の残業代支払いを命じられる(=二重払い)という最悪の結果を招きます。

また、固定残業代を除いた基本給部分が、最低賃金を割っていないかの計算もしっかり行ってください。